Learn from Experience & Letter
経験者から学ぶ&交換留学派遣生からの便り

高橋 英里

オーストラリア

自分から動くことで広がる経験

高橋 英里さん

繊維学部 化学・材料学科
留学期間:2026年8月15日 ~ 9月6日
留学先:UOW College

参加プログラム:オーストラリア・ウーロンゴン大学(UOW)附属カレッジ英語研修

<プログラムでの活動内容>
オーストラリア・ウーロンゴンにあるUniversity of Wollongongに滞在し、General English Courseを受講しました。授業ではオーストラリア固有の動物、地理、スポーツ、迷信、危険なスポーツなど、さまざまなテーマについて、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングを通して英語を学ぶことができました。他にもアボリジナル文化や、Purple Dayについての講義を受けたりするなど、オーストラリア独自の社会背景に伴う文化や社会について学びました。授業内ではグループでのクイズやプレゼンテーション、寸劇、ゲームなど、他の学生と協力しながら取り組むことができました。授業後にはConversation Clubや発音クラブにも参加し、授業以外でも英語を使う機会を積極的に作ることができました。
また、現地学生とより積極的に交流したいと考え、UOWの留学生支援係に相談しました。その際に得た助言をもとに、UOWの現地学生との交流活動に参加することが出来ました。日本に興味を持つ学生とは折り紙を使って交流し、さらに現地学生のみで構成される化学サークルにも参加することで、現地で化学を学ぶ学生と専門分野について話す機会を得ることができました。
滞在中はホストファミリーとの生活を通して、現地の家庭生活や食文化にも触れました。食事や日常生活の習慣について日本との違いを体験しながら、ホストファミリーと積極的に英語でコミュニケーションを取ることができるようになりました。また、休日には水族館、ブルーマウンテン、キアマ、シドニーなどを訪れ、オーストラリアの自然や文化、街の様子を実際に見て回ることができました。

<プログラム参加を通して学んだこと、気づいたこと、参加して得たことなど>
今回のプログラムを通して、英語は単に知識として身につけるものではなく、実際に人と関わり、自分の考えを伝えるための手段であることを実感しました。滞在当初は英語での会話に緊張する場面もありましたが、ホストファミリーと翻訳を使わずに週末の予定について相談できた経験や、現地学生に英語で折り紙の作り方を説明できた経験を通し完璧な英語でなくても、知っている表現を工夫しながら伝えようとすることが重要だと学びました。特に折り紙を共に折る経験では英語での説明に苦労しながらも、相手と同じ作品を完成させることができたときに言葉が十分に通じなくても工夫次第で意思疎通ができることを実感しました。
また、専門分野である化学を通して、国や言語を越えて人とつながることができることにも気づきました。UOWの化学サークルに参加したことで現地の学生と化学について話すことができ、化学反応式やNMRの読み方など、言語が異なっていても共通して使われ、理解できるものがあることを実感しました。これまで海外の学生と自分の専門分野について交流した経験がなかったため、化学を学んでいること自体が国際的な交流につながることを知る貴重な経験となりました。
さらに、海外で生活することで、日本で当たり前だと思っていた生活習慣や大学環境を客観的に見ることができました。例えば、家庭での食事の仕方や大学内の学習環境、赤ちゃんのいる学生のための設備など、日本との違いを実際に生活する中で知ることができました。また、オーストラリアの物価上昇についてホストマザーから話を聞いたことで、社会的な問題には国を越えて共通するものがあることにも気づきました。

異なる文化や価値観に触れる中で、自分から行動することの大切さも学びました。交通機関の利用や旅行の計画、現地学生との交流など、分からないことがあっても自分で調べたり、人に尋ねたりすることで解決する経験を重ねました。特に、予定していた電車が来ないなどのトラブルが発生した際にも、ルートを変更しながら目的地までたどり着くことができたことで、海外でも状況に応じて考えて自ら調べ行動する力が身についたと感じています。
そして、このプログラムで得たものは英語力や異文化理解だけではありません。それは現地で出会った人々とのつながりも私にとって大きな財産となりました。ホストファミリーや日本人のクラスメイト、UOWの現地学生など、多くの人たちと交流する中で、文化や言語が異なっていても、興味を持って相手を知ろうとすることで関係を築けることを学びました。特に、化学サークルで知り合った現地学生とは帰国前にも再び会って2人でお話をすることができ、十分に英語で話せなかった部分がありながらも、自分の言葉が相手に伝わったときの喜びを感じることができました。今回の留学で得た「自分から伝え、相手を知ろうとすることの大切さ」をこれからも大切にし、英語学習や大学での専門分野の学習に生かしていきたいです。そして、異なる背景を持つ人とも積極的に関わり、新しい価値観や考え方を受け入れながら、自分の視野をさらに広げていきたいです。

<参加を迷っている信大生へのアドバイス>
留学への参加を迷っている方で少しでも興味があるのであれば、ぜひ一歩踏み出して参加してみてほしいです。私自身、現地で英語を使って会話することに不安を感じる場面もありましたが、実際に生活してみることで段々と英語を使うことへの抵抗感が少なくなり、自分の言葉で相手に伝えることの楽しさを感じることができました。
また、現地では自分から行動することで得られる経験が大きく変わります。私も現地学生ともっと交流したいと考え、UOWの留学生支援係に相談したことをきっかけに、交流活動や化学サークルの存在を知り、実際に参加することができました。その結果、英語を使う機会が増えただけでなく、専門分野を通して現地の学生とつながるという貴重な経験も得ることができました。更にオーストラリアは街も公共交通機関も整備されているため、初めての留学や海外渡航をされる方にもお勧めできる国だと思っています。
留学中は相手に言いたいことをうまく伝えられなかったり、思うようにいかなかったりすることもあります。しかし、完璧にできることを待つのではなく、分からないことは尋ね、自分から話しかけ、興味を持ったことには積極的に挑戦することで新しい出会いや学びが生まれます。オーストラリアにいる方々は皆明るく陽気で、助けを求めれば優しく手を差し伸べてくれます。オーストラリア留学では信州大学で講義をただ受けるだけでは得られない経験や出会いが多く待っています。迷っているのであれば、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。

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